【ワークショップ】オペラ「ヘンゼルとグレーテル」制作ワークショップvol.3・4・5 実施レポート★
12/13(土)開催 オペラ「ヘンゼルとグレーテル」に向けて制作ワークショップでは
全5回のプログラムを終え、あとは本公演で皆さんの作ってくださった製作物のお披露目を待つばかり…!
後半のvol.3~5回目のワークショップについてレポートします。
第3回目11/9(日)「大道具作りを手伝おう③」「身体を使って表現してみよう①」
午前中の「大道具作りを手伝おう③」では、俳優座劇場デザイナーのカッパさんによる「立木パネルに造花の葉っぱを付ける」作業を行いました。
参加者の皆さんで協力しながら、大きな木の立体パネルに、まるで本当に生い茂っているかのように葉っぱを一枚一枚括りつけていきました。完成した立木は迫力があり、舞台空間を一気に“森”へと変えてくれました。
午後の「身体を使って表現してみよう①」では、本公演でも振付をしてくださる振付師の伊藤範子先生によるダンスレッスンを実施しました。
まずはストレッチから始まり、柔らかい子どもたちに負けじと大人も一緒に身体をほぐしました。
スキップや2ステップなど基本的な動きを、部屋いっぱいを使って練習した後、後半では劇中でも踊る「魔女のアリア」の振付に挑戦しました。
第2回「魔女のほうきを作ろう」で制作したコキアのほうきを手に、先生の軽快なステップに合わせて踊る時間は、最初は戸惑いながらも、次第に表情も動きも生き生きとしていきました!
音楽に合わせて身体を動かすことで、舞台の中で“表現すること”の楽しさを、参加者それぞれが体感できた時間となりました。


第4回目11/24(月)「大道具作りを手伝おう④」「身体を使って表現してみよう②」
「大道具作りを手伝おう④」では、台形にカットしたバレエシートに、動物の足跡やさまざまな葉っぱの型紙を使ってステンシルし、「森の小道」を制作しました。
俳優座劇場のスタッフさんによる足跡&はっぱクイズでは、参加の子どもたちが大盛り上がり。<br>
猫・犬・だちょう・くま・ゾウ(!)といった足跡や、もみじ・いちょう・かえでなどの葉の形を上手にステンシルし、最後はきれいな台形に切り抜いて完成です。
後半の「身体を使って表現してみよう②」では、前回の内容に加えて「お姫様になりきって王様に謁見する」というシチュエーションに挑戦しました。<br>
優雅なお辞儀はなかなか難しいものの、お姫様や女王様になりきって、美しい所作で王様役のお父さんにご挨拶。
先生のお手本による一礼はまさにお姫様の動きそのもの。思わず「おお…!」と声が上がり、動きだけで表現するすばらしさを実感する時間となりました。

第5回目12/6(土)「大道具作りを手伝おう⑤」
制作ワークショップ最終回では「ペーターの家の塗装」を行いました。(ペーター=ヘンゼルとグレーテルのお父さんです)
まずは壁全体の色を塗り、柱や扉は木に見えるよう、ハケの跡を活かしながら縦や横に動かして塗装しました。
今回は「貧乏なお家」という設定に合わせて、“エイジング”にも挑戦。
みんながきれいに塗った壁にあえて水を撒き、スポンジでポンポンと叩いて表面の粗さを表現し、さらにヒビを描き入れていきます。少しずつ本物らしい風合いになっていく様子に、子どもたちの表情も真剣そのもの。最後はとても味わいのある“ペーターの家”が完成しました。

全5回を通じて、「舞台美術は魔法の美術です!」というキーワードのもと、参加者の皆さんには、舞台美術がどのように物語の世界を支え、観る人の想像力を広げているのかを、ものづくりを通して体験していただきました。
自分たちの手で作った作品が実際の舞台で使われる——その特別な経験が、舞台や表現の世界に一歩踏み出すきっかけになっていたら嬉しく思います。


